TechSoreil’s blog

ITコーディネータ、愛媛県中心に活動

System of Engagement(SoE)その2

 「令和3年度補正予算IT導入補助金」の概要資料が公開されています。コンソーシアム登録はまだですので、補助金申請等の対応は不可となります。

 

mirasapo-plus.go.jp

 

 前回、デジタル・マーケティングについて触れましたが、kintone×Marketoまで持っていけると、AIも加わって営業効率はグッとあがるとはいえ、「足で稼がない」営業活動、インサイドセールスとなりますし、それなりに高額なマーケティングオートメーション導入費用となりますので、先に業務プロセスの見直しや試行していくことが必要です。

 

jp.marketo.com

 

note.com

 

 「はてなブログPro」や「ペライチ」で初期費用を抑えつつ、ただ記事更新するのではなく、営業活動プロセス内の名刺や提案資料等にリンクを組み込み、自社メディアを見てもらう工夫を行って社外からの反応を蓄積していけば、Marketo導入後もうまく活用しやすいでしょう。また、kintoneに以下の「メールワイズ」や「Eight」を連携すれば、Marketoでなくてもメール配信システムは可能です。

 

mailwise.cybozu.co.jp

 

mailwise.cybozu.co.jp

 

mailwise.cybozu.co.jp

 

 ようやく本題、IoTはモノ(機械、作物)やコト(環境)の関係の可視化であり、WiFi、ローカル5G、LPWA、Sigfox、Wi-SUNといったネットワーク上にセンサーカメラを設置して、気温、室温、ヒトの動作、モノの状態等の情報・データを収集・計測していくことです。代表的な会社といえば、「SORACOM」、「SenseWay」、「Safie」等が挙げられます。

 

ascii.jp

 

ascii.jp

 

www.senseway.net

 

safie.link

 

prtimes.jp

 

iotnews.jp

 

 コロナ禍、混雑具合をカメラでモニタリングしたり、CO2濃度をセンサーで収集する、といったこともより身近になってきましたが、入退室管理やナースコールもIoTの仲間です。

 上記のネットワーク上に設置しますので、通信の安定やセキュリティが高いレベルで確保されないと、誤収集・誤計測が起きれば大事故を招きかねないため、工場での精密な環境下ではまだまだ先と思われますが、24時間モニタリング・品質管理が必要な農場、駐車場、店舗、ホテル、病院、介護施設等にはIoT導入が増えていくでしょう。

 IoTのためのネットワーク敷設自体が難しい場合や、しっかり確立された業務プロセス、作業手順、タスク管理、チェックリストでのヒトの確認・判断で十分なケースもありますので、特に事務所・オフィス内では、IoTは必須ではないかもしれません。

 

jiglet.access-company.com

 

kaminashi.jp

 

bizer.jp

 

 IoTはあくまで情報・データの収集・計測が目的ですから、IoTにヒトの確認・判断が加わって、あるべき業務プロセスが遂行されます。つまり、Sytem of Record(SoR)とSystem of Engagement(SoE)からの情報を分析、System of Insight(SoI):戦略意思決定が欠かせません。また、IoTは情報・データの数が多くなるため、ヒトだけでは膨大な情報を処理出来ないので、AIが注目されています。保全業務の現場では、熟練技術者および技能者の高齢化や労働人口の減少が起きており、上記のキッツでは「KISMOS」と呼ばれる予防保全から予兆保全/予知保全のモニタリングサービス提供開始されました。

 次回は、そのSystem of Insight(SoI)になります。