TechSoreil’s blog

ITコーディネータ、愛媛県中心に活動

System of Insight(SoI)その3

 令和4年4月1日より改正個人情報保護法施行もありますし、セキュリティ・トピックは今後も増えていきそうなので、先日、「情報セキュリティ管理士」をオンライン受験し一発取得しました。試験範囲は広く浅く、過去問が役立ったのは一部のみでしたので、焦りつつも。リモートワークやIoT普及も考えますと、ネットワーク周りを見直すきっかけになりました。

 

www.joho-gakushu.or.jp

 

www.joho-gakushu.or.jp

 

www.ppc.go.jp

 

 「Sytem of Record(SoR)その3」や「System of Engagement(SoE)その1」でのシステム概観を前提に、前回までのSoI:戦略意思決定で会計や小売に触れましたが、目指すところは、中小企業向けのバランス・スコアカード(学習と成長、業務プロセス、顧客、財務)のモダン・システム化です。実際にうまくデータドリブンできるかどうかで差が出てくる(競争優位性)と思われますが、以下からも、未だシステム像の抽象度は高く、具体的に…ではないかと。

 

※学習と成長(リスキリング)における、「学習」は未知を学ぶべく資格取得数やeラーニング受講数等で分かりやすいですが、「成長」は未経験に挑戦(実践)することであり、個人の今までの知識・経験と他者のサポート・支援が必要と考えており、人間関係・チームワークを醸成・活性化させる日常のコミュニケーション量がポイントかと思います。

 

japan.zdnet.com

 

japan.zdnet.com

 

www.itl-net.com

 

www.nakahara-lab.net

 

www.worksight.jp

 

medium.com

 

intellireport.discoveries.co.jp

 

 製造業だと、在庫管理に加えて工作機械等による製造プロセス(図面管理、工程管理等)があり、産業用PCとIoT連携でデータ収集も可能ですが、かなり高額なので、「鉄人くん」あたりが予算的に妥当と思われます。「カミナシ」はプロセスチェック(点検)重視のため、製造業では要件物足りないでしょう。

 

www.fa.omron.co.jp

 

www.qualica.co.jp

 

www.hitachi-systems.com

 

www.tetsujinkun.com

 

kaminashi.jp

 

 取り込みデータ変換作業はあるものの、「鉄人くん」はCSV出力可能なので、財務分析における当期総製造費用および当期製品製造原価を一元的に把握しやすくなり、freeeやマネーフォワード上での決算早期化を実現できます。ネジ等細かな部品の在庫管理は、「スマートマットクラウド」を設置も良いです。

 さらに、「ASTERIA Warp」と「Gravio」を追加することで、工場の見える化(財務分析:能率差異や操業度差異、非財務分析:温度や湿度といった作業安全管理)も可能です。

 

www.asteria.com

 

www.asteria.com

 

www.asteria.com

 

www.nec-nexs.com

 

 業界によってシステム規模の違いはありますが、財務分析非財務分析を統合するのが「CData」であり、「Tableau」でまとめて分析可能となります。数日かけて大量のエクセルを転記・加工するレポーティング作業ではなく、freee、マネーフォワード(一部)、kintone、Marketo、スマレジ、ASTERIA Warp等を連携させることで、製造~販売(学習と成長~財務)までのバランス・スコアカードのモダン・システム化が実現し、タイムリーなSoI:戦略意思決定をもたらします。

 

www.cdata.com

 

www.tableau.com

 

 次回は、リモートワークとネットワークについて触れたいと思います。