グリーン・トランスフォーメーション(GX)とデジタル・トランスフォーメーション(DX)
Core i5-8400のパソコンを使っていましたが、windows11となり、Ryzen 5 5625U、メモリ16GBのノートパソコンがお買い得でしたので、先週、発注しました。届くのが楽しみです。機種によっては、アップグレードがうまくいかないことを本日知り、いずれにせよ、だったのでしょうか…。
2022年4月4日より、上場企業は、「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の区分となりましたが、ESG情報の開示も求められるようになりました。さらに、「IFRSサステナビリティ基準」も進められており、こちらの方が強い義務ではないか、と感じます。
当ブログ、「System of Insight(SoI)その1」でも軽く触れていますが、これに伴う開示(=モニタリング)していくための非財務分析が不可欠になるでしょう。データ・プロセスの設計は、Sytem of Record(SoR)とSystem of Engagement(SoE)抜きには…でありますが。
システムをうまく活用することが望ましいとはいえ、ペーパーレスとテレワーク(Scope3カテゴリ)によるデジタライゼーションをきっかけとすることで、ビジネスモデルや社会を変革していくデジタル・トランスフォーメーション(DX)だけでなく、並行してグリーン・トランスフォーメーション(GX)を実現していく、まずはそのようなマインド・風土を先に社内に生み出すことが、却って、データ・プロセスの設計に取り組みやすいかもしれません。
著名な企業は、ESG情報の開示に既に取り組まれていますが、中小企業・ベンチャーは、そうした開示をする必要がないか、というとグロース市場も求められていますし、大企業との取引拡大を望むのであるならば、サプライ・チェーンの一翼における選定基準評価になりうると思われます。
ESG情報やサステナビリティ基準のために全社的なデータ・プロセスの設計を進めるには、Sytem of Record(SoR)から…と考えますが、自社のプロセスを理解するために、業務マニュアルやシステム化されていない部分の洗い出し、デジタル化・データ化の可否の判断、既にデジタル化されている業務については、日頃どういったツールをどれぐらい使っているのか、「プロセス・マイニング」に取り組むことが良い、と思います。プロセス・マイニングによって、「システム(DX)+ESG(GX)」という俯瞰的な視点を持つことが重要であり、他社のツールもありますが、主軸となる基幹系を、CO2 排出量の可視化や分析可能な、Azure、AWS、Salesforce基盤へ切り替えることができれば、ESG情報の開示等に大きく貢献出来るのではないでしょうか。
しかしながら、「温室効果ガス排出量の削減および環境負荷を低減」といっても、特に工場では、ペーパーレスやテレワークが進められない物流や製造業務が占める割合は高いでしょうし、それらはさらに、RPAやSystem of Engagement(SoE)におけるAI・IoTを駆使した自動化を、となるでしょう。