クラウド・アプリケーションとeSIM
「スマホ寡占OS」に対して、セキュリティ管理としては、OSは少ないほうが助かります。windows mobileがなくなった一方で、業務があまりOfficeアプリに依存しないのであれば、パソコン・スマートフォンをMac・iOSにされている会社もありますし、Chormebook・Androidもこれから増える気がします。
System of Insight(SoI)の連携が進んで、Tableau上で一元管理できれば(当ブログ:System of Insight(SoI)その3)…ですが、それまでは何らかの事務作業やCSVデータ分析・活用は残るため、Officeアプリを撤廃することは難しいでしょう。
前回書きましたが、デル・テクノロジーズ からの「ゼロタッチPC for SMB」には、「Microsoft 365 Business Premium」「Microsoft EMS(Enterprise Mobility+Security)」「Microsoft Intune」が付帯されており、スマートフォンもIntuneで管理可能です。
「Microsoft 365 Business Premium」月額が高くて、「Microsoft 365 Business Standard(Microsoft Intuneなし)」「LANSCOPE クラウド版」(当ブログ:リモートワークとパソコン端末)も検討する場合もありますが、入退社の激しい会社では、「ゼロタッチPC for SMB」の「ゼロタッチPC運用サービス」1台月額費用@900円、一括@30,000円は、調達・キッティング作業時間を比較すると、情シス・アウトソーシングサービスとしては相応と思います。
入退社は季節的なものであり、パソコンも簡単には壊れないので…といったケースの場合、法人スマートフォン管理(MAM)やMicrosoft Teamsによる連絡・内線通話(データ通信量は別途)、も含めて検討可能であれば、「ゼロタッチPC for SMB」は、なかなか良いです。
しかし、法人スマートフォンも同様に調達・キッティング(デプロイ)・管理作業は発生するので、これを快適にするには、eSIM対応スマートフォンでなければなりません。今年発売された「AQUOS wish」は、端末調達コスト(特に、ワイモバイル)も優れており、コスト・パフォーマンスは劇的です。
外勤営業で法人スマートフォン所持者は多く、液晶が壊れたや不具合の場合、はじめにアプリ・インストール禁止等の「Android Enterprise」登録はされているでしょうから、予備機さえあれば、クイックスイッチアダプターとケーブルですぐにデータ引き継ぎ可能です。法人スマートフォンは調達・管理コスト高くて…でありましたが、「AQUOS wish」があれば、各月額費用(=数時間の残業代)を超えて、コスト・メリットのあるデジタライゼーションを進める契機になります。次回は、外勤営業が億劫な?経費精算に触れてみます。