Sytem of Record(SoR)その2
先日、LegalForceさんが以下の調査レポートを出されてまして、『「SaaSを活用できている」と回答した約7割(398名)が、SaaSによりDXが進んだ』、とのこと。ただ、バックオフィス(人事/労務、経理/財務、法務)はまだ少なく。中小企業向け・クラウドERPでは、肝心なところです。
というのも、2大会計ソフト(freeeまたはマネーフォワードクラウド)どちらかを軸とするからです。私の操作経験からすると、BtoCのクレジットカード決済の与信審査~入金確認まで行う必要があるならば、マネーフォワードケッサイと合わせてマネーフォワードクラウド、と思います。
freeeではStripe連携可能ですが、Stripeが国内「決済」は少し弱い様子のため、BtoCの会社さまでしたら、キャッシュレス普及による多用な決済サービス(マルチペイメント)が必要になることからも、はじめからマネーフォワードでしょう。
昨今の電子帳簿保存法、インボイス制度対応はもちろん、ネットバンキング連携による取引明細インポートから「自動で経理」や債権債務管理、は機能的に遜色なく、月額もそれほど変わりません。昔の弥生会計や勘定奉行は、仕訳パターンの登録や過去仕訳からのコピー&ペーストで効率化を図ってはいましたが、債権債務管理は非常に大変でした。前受金管理等の新収益認識基準に対応したSaaS連携(アルプ、KIMERA)も進んでおり、他の会計ソフト選択肢はもう考えにくい、状況です。
製造業・小売業ではないBtoBの小規模な企業さまでしたら、顧客管理と請求書発行が一体となった「board」というSaaSをfreee連携すれば、脱エクセルによる社内一元管理が手軽に可能です。クレジットカード入金は非対応の様子。